「高齢社会研究セミナー」に参加しました

少子高齢社会において求められるシニアの社会参加の問題点や課題を討議する「高齢社会研究セミナー」に参加しました。主催は内閣府と高齢社会NGO連携協議会(高連協)です。分科会は「ワークライフバランスと地域社会活動」に参加しました。

==プログラム==
10:00  開会挨拶  内閣府
10:10  共催者挨拶及び講演  樋口 恵子 (高齢社会NGO連携協議会代表)
10:30  基調講演  「シニアよ、地域力になろう」 堀田 力(高齢社会NGO連携協議会代表)
11:30  高齢社会対策説明  本多 則恵 内閣府少子・高齢化対策担当参事官
(12:30~13:30 昼食・休憩)
13:30  分科会
◇第1分科会 「ワークライフバランスと地域社会活動」 コーディネーター/高連協理事 河合和
◇第2分科会 「地域社会でシニアが取り組む環境問題」 コーディネーター/高連協参与 吉田昭彦
◇第3分科会 「シニアの次世代支援・世代間交流活動」 コーディネーター/高連協理事 和久井良一
◇第4分科会 「シニアによる認知症等高齢者支援活動」 コーディネーター/高連協参与 安部博
◇第5分科会 「サクセスフル・エイジングと地域社会活動」 コーディネーター/高連協専務理事 吉田成良
16:30  分科会終了次第、閉会

==内容メモ==

講演1:樋口恵子氏(高齢社会NGO連携協議会代表)
 21世紀の半ばには65歳以上の高齢者が4割を占める状況になる。シニアは多様な世代の人々と連帯して役割を分担することが必要となる。
 ローカル・コミュニティの中心でシニアが役割を担う。老可留・子見新地(ローカル・コミニチ)としてシニアが子供・若者世代と連携し自分も育つ社会を目指したい

講演2:堀田力氏(高齢社会NGO連携協議会代表)
 時代を支える現役世代の後ろ盾として貢献するという高齢者の心構えが大事である。そのためには高齢者がもっと多様な問題に対して発言していく必要がある。
 後記高齢者医療制度については、若者世代の負担を4割に限るとしたことは正しいが、高齢者自身が出費する1割部分について、その負担配分の仕方に問題があった。この問題についても、高齢者はエゴではなく知恵袋として考えをもとと発言すべきだ。
 日本の若者の発言が少ないことが心配である。もっと若者世代と議論をして若者の多様な能力を引き出す役割も高齢者にある。
 高齢者は残り人生が少ないので拘りが少ないはずだ。エゴを捨てて、子どもたち皆のこと、子孫のことを考えてぜひ発言をしてもらいたい。

講演3:本多則恵(内閣府少子・高齢化対策担当参事官)
 日本の高齢社会が加速している。65歳以上の人口比率は、1950年(1/20)、2005年(1/5)、2055年(2/5)
 団塊世代は、この3年間で毎年100万人。その7割がサラリーマンで3大都市圏に50%が暮らしている。3大都市圏での団塊世代をどう地域に導くかが大きな課題となる。
 ただし、高齢者の就職意識(65~69才で21%)は高く、同時に高齢者雇用安定法により、高齢者の就職率も伸びている
 地域参加の状況については、「参加したものがある」との回答は42%(1993年)から55%(2003年)に伸びている。
 NPO参加に関しては、既に参加(3.6%)、参加したい(9.2%)、参加したいがよく分らない(34.4%)、のように明確な意思を持っているのが12.8%と8人に一人の割合。
 一方で参加したいがよく分らないとしている34.4%については、その理由としてNPOと接する機会がないこと、NPOの情報が少ないこと、を挙げている。
 「ワークライフバランス」が今後のキーワード。育児休暇などで働く男性の地域参加を切っ掛けに、男性の地域デビューを容易にする施策も重要である。

第一分科会「ワークライフバランス」 コーディネーター河合和氏(高連協理事)
 子育休暇を取得したことを切っ掛けに地域活動を始めた広岡氏、営業の仕事の傍らで里山ボランティアを始め、子育てボランティアの意義を強く感じた吉田氏、定年帰農セミナーに参加したのが切っ掛けで長野で無農薬有機栽培事業を始めた入江氏をパネラーとしてワークライフバランスを考える分科会。
 ワークライフバランスは、これまでの仕事と家族・生活という2つを見方を変えたときに自分の新しい生き方が見つかる。そして、それを促進するのが、何らかの切っ掛けでだ。

1件のコメント »

  1. セミナー参加ご苦労様でした。
    入間をはじめ埼玉県は若くて伸び盛りの県のイメージがありますが、
    今後一気に高齢化が進み、
    全国でも高齢化以下率の高い県になります。

    ですから今から60歳以上の方のライフスタイルや
    ワークライフバランスをいろんな角度からサポートする仕組みが不可欠なのです。

    そして子育て環境も整備して、
    少しでも子供が増えるインフラ整備もしていきたいものです。

    やることたくさんですね~。

    コメント by 藤木 照治 — 2008/07/15 @ 14:41

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